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青磁について熱く語っちゃいます【愛知県陶磁美術館】

エッセイ

週一更新なんて楽なんだ。もう毎日に戻れない。数少ない読者さまがさらに少なくなってしまってますが、こんな感じのペースでやっていきたいと思います。

さて、前回のブログで愛知県陶芸美術館へ行ったことを書きました。まだほんの触りのロビーまでの紹介でしたんで、本日本編を紹介したいと思います。

と言ってもこの愛知県陶芸美術館、現在休館中(〜2025年3月まで)なので特に役には立たない情報なんですが。いや、営業中だとしても価値あるものをお届けできる自信はないんですが。(卑屈)単なる日記日記。(開き直り)

青磁(中国陶磁)

青磁をご存知ですか?ぎょく(翡翠)への憧れが古くからあって、器にも玉の色合いを出したいという想いから作られた焼き物です。

中国の五代十国時代 後周(951年~960年)の皇帝柴栄(さいえい)って人が、理想の器を作らせるにあたって、こういうんですよ。

雨過天晴うかてんせい 雲破くもやぶれるところの器を持ち来れ」

雨過天晴うかてんせい 雲破くもやぶれるところ』ってのはつまり、雨あがりの、雲の切れ間から覗くしっとりとした空の青色のことです。

こんな言葉でもって、器の色のイメージを伝えるなんて、なんつーロマンチックな人なんだろうって思いませんか?

この命を受けて、各窯の陶工たちは必死でその色を再現することになるんですが、雨が上がるたびに空を見上げては創作に励んだのかなーって想像が膨らみます。

これは柴英よりも古い時代の青磁壷

実際に柴栄が治めてた時代ってすごく短いんですが、青磁を追及することはずっと続いてて、雨過天晴というフレーズは青磁を表す色として、現代にも残っているんですよねー。それほんとすごいわ。

全然青くじゃないじゃんって色の青磁もあるんですよ。それはそれでその窯の特徴というか、まさにみたいなとこがあって、めっちゃ価値があったりして、なんとも興味深いんですわ。

特にこの越州窯えっしゅうようの青磁は「秘色」って呼ばれてて、天下の名窯として知られてます。

そんな知識をですね、実は携えて中国陶磁を見に行ったもんだから、青磁の器を実際に見るのが楽しくて楽しくて。「これがかの有名なーーー!へーーーー!!」とかわかったふうに感心してきちゃいましたw。

他にもあれこれたくさんいっぱい個性的で(日本陶磁)

いろんな器あるわー、人間国宝が作ったやつー、綺麗な絵が描いてあったりー、マットな仕上がりでー、形が斬新だわーとか

なんつって、たくさんあってさ。結構広くてね、流し見したわ。

鍋島

これがとっても好きです。鍋島っていうんですよー。お殿様の献上品として作られてた歴史をもつ由緒あるお家柄の焼き物です。

とにかく絵のデザインがめちゃくちゃ素敵なんですよ!江戸時代とかのほんとすごいから!現代でもおっしゃれーって思っちゃうような素晴らしい作品だらけなの。

というわけで、十三代今右衛門さんの作品見られて嬉しかったなー。この柄の手拭いあったら買っちゃうわ。

初めてくるけど、この建物も見納めなのねー。改修工事とはいえ、すごく長い休館(2023年6月〜2025年3月)だからきっと丸っと変わっちゃうんだろうなー。しみじみ。

てな感じで、愛知県陶磁美術館を堪能してまいりました。リニューアルオープンしたらばいこーっと。

愛知県陶磁美術館

2025年3月31日まで改修工事のため休館中!

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