浜松旅行続きます。龍雲寺、うなぎパイファクトリー、浜松餃子ときまして、お次は中村家住宅。
よく旅行へ行くと観光地化された古い日本家屋を訪れます。
しみじみするんですよねー、昔の生活を垣間見ることができるというか。
ここで生活してたんだなーと時代劇の登場人物たちが行き交う姿を想像して楽しみます。
中村家住宅
中村家住宅は重要文化財に指定されてます。
中村家の初代中村正範は源範頼の末裔の武士で大和国広瀬郡中村郷に住んでいました。文明13年(1481)には、14代正實が今川氏に招かれ、遠江国磐田郡大橋郷に領地を賜り、その後、敷知郡和田、平松、宇布見、山崎、大白須の五か荘が与えられ、文明15年(1483)に宇布見に屋敷を構えました。16世紀の今川氏の時代には、同氏の家臣で代官を勤め、浜名湖の軍船を支配しています。
永禄11年(1568)に徳川家康が遠江に入国した時、18代正吉は船を出して迎えるなどの御用を果たし、徳川氏に仕え今切軍船兵糧奉行や代官を勤めました。こうした関係から天正2年(1574)2月8日に徳川家康の側室お万の方が家康の第二子である於義丸(後の結城秀康)を当屋敷で出産し、その時の胞衣(後産)を埋めた胞衣塚が現存しています。
浜松市公式ホームページより
なかなか解説が難しいんですが、
つまり徳川家康の側室お万の方が第二子(結城秀康)を出産したお屋敷です。 家康が植えたとされる梅の花もあります。ほほう。
まじかーそれにしては、全然豪華じゃないのね。
そして、いくつか屋内に解説があるんですが、なんだかとっても奇妙なことが書いてあるんですよ。
まずこれ。
雨戸が内側の格子窓
雨戸の外に障子。
どういう経緯でこうなったん。うっかりですかね?
こんなことするから障子がすぐダメになっちゃうって書いてあります。
北の四畳半
そしてこれ、北側の四畳半。
北は日が当たらなくて暗いジメッとしたイメージですが、一番上等に作られているそう。
他の部屋はすごく広いんですけど、ここだけちっさいし、柱に規則と外れた加工がしてある。
囲炉裏があるのに吊るした痕がない
後、囲炉裏があるのに、梁に吊るすとこがないとか。
この時代なら通常あるはずってことですよねー。なんでや。
これらの説明書きの、はてなの残る感じがどうも、奇妙でミステリアスとか思っちゃうんですがいかがでしょうか?
むしろもっと煽ってほしい。
台所
ハハなんであえて水道つけたんだろ。今でも何かに使ってるのかな。
ここで煮炊きしてたんだなーと、特に生活感が垣間見れて好きです、古い台所って。
それにつけても近代の蛇口のギャップよ。
こんなにも質素なお家で殿様の子が産まれたかと思うとなんだか不思議なんですけど。そういうもんですかね。
いろいろと疑問の残る中村家住宅ですが、受付の方がすっごくいい人です。
ガイドもしてくれます。我々は断ってしまったんですが、さわりだけ説明しについてきてくれました。
帰る時、わざわざ事務所から出てきて「ありがとうございましたー」って見送ってくれます。
モヤっと感の残る中村家住宅ですが、大変気持ちよく後にすることができました。
中村家住宅
開館:日金土祝 9:30~16:30 入館は16:00まで
料金:大人200円 20人以上は160円、80人以上は120円
高校生100円
ちょ料金ウケる、80人てどういう状況w
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