昨日からの続きで静岡県浜松市にある龍雲寺の紹介です。
世界一大きい般若心経
地獄極楽図の畳廊下を抜けると右に法事で使われる大広間がありまして、そこにありえんくらいでっかい般若心経の書が壁一面に飾ってあります。
あっけにとられます。
はあ!?って感じです。
かっこいいですねー。「一」って横の線が特に気に入りました。ぐっときます。
こちらを書いたのが金澤翔子さん、ダウン症の天才書家。30歳の時ってのがまた若いわー。
プロフィールがものすごいー!いろんなところで活躍しまくってます。
翔子さんの書はお寺の玄関や襖など他3箇所に飾ってあります。
丁度この広間で法事が始まりましたが、大人しくしているなら見学してても大丈夫です。
この大広間自体すっごく素敵なんですよねー。
あったらしくて、でっかくてガラーーーーンとしてて。
法事がなかったらこのセッティングしてある椅子たちもなかったのかなあ、ない方がガランと感の迫力がすごくてもっと感動しそうです。
「土曜日曜休日は法事が多いので『午後』がおすすめです」とホームページにもありました。
まさにこの時、日曜の午前。
光の納骨堂
丁度この般若心経が飾ってある壁と背中合わせの部屋が光の納骨堂です。
写真だとわかりづらいんですが、3色あってすごく綺麗なんです。
向かい側はすぐ窓で、外を向いている感じです。
夜はぽぉっと光っているのが外から見えます。ホームページの写真で見てきれいでした。
こんな納骨堂があるんですね。
この中に分骨したお骨(喉仏とか)。そしてその下に骨壷があるという構造で、階段状になっているので、ロッカー式の納骨堂みたいに誰かの下(もしくは上)になることがないように配慮されてます。
なるほど。それにしてもちょっとオサレすぎやしませんか?
光の納骨堂は、その特別な構造から特許出願されてるそうです。
いやーカルチャーショックでした。
境内散策
お寺の中を見学した後は境内を散歩しました。
境内地は9000坪と広く、境内を散策する散策道も整備され、山頂よりは佐鳴湖やアルプス連峰を一望できます。
ホームページより
小高くなっている散策道を順路通りに登っていくと、鐘撞堂がありました。
そしてなんか山頂一帯工事中な感じでした。
プレハブな事務所が構えてあります。さてはまた展望台を兼ねた〇〇堂みたいのでも作るんかな。いろいろ展示したりして、ますます美術館的に集客できそうな。
散策道の石像が全部この格好。
めっちゃ余談ですが、先日やっと『進撃の巨人』を最後まで読んだんですよ!!だから、この敬礼(ではない)は嬉しかったですね。
『進撃の巨人』ほんとすごかったです!!もうね、私から物語の記憶を消してもらって、最初からまたあの感動を体感したい!とか思ってます。
いやーほんと素晴らしかよ。
話を戻しまして、境内散策です。
どういうわけか大量の灯籠がごちゃーっとなってました。
こんなことして、地獄に落ちるぞ!
地獄極楽図見てからそういうの敏感。
工事中っぽいので、仮置きですかねー。
山頂からは佐鳴湖とアルプス連邦が一望できます。
佐鳴湖、浜松に来たからには浜名湖だと思ってました。すみません。
まとめ
こんな感じで龍雲寺、大変満足に楽しめました。
【平成の小堀遠州北山安夫氏が造園した庭園】
【十六図すべて解説付きの地獄極楽図】
【ダウン症の天才書家金澤翔子さんの世界一大きい般若心経】
【特許申請中光の納骨堂】
【兵団石像に出会える眺望抜群の境内散策道】
この内容量で拝観料なし!
ご満足いただけましたら、賽銭箱へとあります。
夫にいくら入れたか聞くと「10円」とのこと。
同じく!2人して地獄行き決定。
人生って試練の連続。
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