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いやぁ臭い!こんな臭いのにおいしくなるのかハチノス!【トリッパ】レシピ

エッセイ

大阪の鶴橋でホルモンを買ってきたんですが、その中のひとつハチノス、臭いです。

こちらを今日は紹介したいと思います。

ハチノス

牛には4つの胃があり、そのなかの第二胃をハチノスと呼びます。第一胃であるミノに続く部位で、口で咀嚼して飲みこんだ食物を両胃で発酵分解。口に戻し再び咀嚼して飲みこむという、「反芻(はんすう)」を繰り返すうえで大切な消化器官。

牛は胃で消化液の分泌をほとんどしてなくて、発酵させることにより消化させています。発酵した食べ物が行ったり来たりしている臓器だから一際臭いんですねー。

ちなみに第三胃がセンマイ、第四胃をギアラで、それぞれの部位が焼肉や煮込みなど、ホルモン料理の食材として重宝されています。

これで394g709円です 100g180円でした

はい、どうぞ。こんなんです。なんかこんなきのこなかったでしたっけ。白くてきれいですねー。

調べてたら、本当は黒い皮がついているそうで、そいつがまたものすごい臭気を放つヤツらしく、これに関しては肉屋さんで取り除いてくれてます。ありがたい。
なのでレシートにムキハチって書いてありました。

もうね、ほんと袋です。水運べます。昔はヤギの内臓水筒がわりにしてたとか聞いたことありますが、確かにーと思いました。丈夫そう。ただこれは臭いので。

トリッパ

トリッパはイタリア語でハチノスのことですが、一般的にトリッパを煮込むといえば香味野菜と一緒にトマトソースで煮込んだ料理のことを指します。

それ、作っていきます。まずトリッパ(急に呼び方変える)を短冊に切って茹でます。いろんなレシピ見ましたが、何回もゆでこぼすのが多かったので、ぐらぐらと15分くらい茹でてはせっせと水で擦り洗いをしました。

生姜セロリと茹でてみたり、ネギ(青いとこ)と生姜でもやってみたり。

きれいになって戻ってこい

とにかく下処理大事!!

なんとか、臭みが引いてきて、洗う水が濁らなくなってきましたので、やっと煮込みに入ります。

香味野菜を下準備

茹でこぼしてる間に、一緒に煮る野菜をみじん切りにして、炒めておきました。

にんじん1本、セロリ1本、玉ねぎ小2コ、えのき1/2袋

えのきはイレギュラーですが、なんとなく入れてみました。他3つがレギュラーメンバーです。オリーブオイルでみじん切りにしたニンニク1片を炒めて香りを移してから炒めてます。

トリッパも煮込み前に炒めます

散々茹でこぼした後のトリッパ(ハチノス)

うおー、大丈夫ですか?こういうビジュアル。食べ物かどうか怪しいですが。
おいしくなるはずなんで。

塩ふって、フライパンで乾煎からいりして水分飛ばしてから、圧力鍋に移します。

さあ、やっと味付け&煮込み

野菜と一緒に入れて、カットトマト1缶ぶち込みます。

コンソメ大さじ1ウスターソース大さじ1と家にあったオレガノローズマリーをわんさと入れて、白ワインをドボドボっと50ccほど入れました。水はトマト缶をすすいで入れた30ccほどのみ。
※ハーブはセージとタイムとローリエがいいみたい。家になかったんで。

後、冷蔵庫にあった入れたらおいしくなるんじゃないか系トマトソースアイテムを適当に投入してます。ピザソースブルスケッタソース。レシピ外。

後はたくさん圧力かけておけば柔らかく煮込まれるはず。

煮込み前

煮込む前のトリッパをひとつ食べてみましたが、もちもちしてこの状態でもおいしいなと言った感じ。多少の残り香的な臭みはありますが、それはもうこの子の良さとして受け入れたいレベル。

はい、20分くらい弱火で圧力かけて、圧が抜けたところです。とってもいい匂い!!

実食

早速いただきます。

パルメザンチーズとパセリをかけて、おいしそう感出してみました。

お味は、めっちゃおいしい!!まじで。もう2度とこんなにおいしくできない気がする!いろいろ適当に入れすぎで。

ちょっと煮込みすぎたのかも?もちもち感がもっと残ってても良いのかな?正解を食べたことがないのでよくわかりませんが、とにかく前歯でプツンと切れるくらいの柔らかさです。

味がねーおいしいんですよー(再度)普段の料理と比べたら濃いめなんですが、ワインと一緒に楽しみたいなーと言った具合。

しかし、めっちゃめんどくさかった。時間を相当犠牲にしました。たまにはこういう手の込んだことをしてみるのもね、いいですよね。おいしくなかった時が辛いけど。

今回大成功で嬉しいけど、もう買わんわって今は思う(めんどくさいから)なんですが、鶴橋行ったらこういうの普段から料理してるんですかぜ吹かせてドヤ顔で買ってしまいそうです。

本当はどうやって料理したらいいかいろいろ聞きたいのに、どーして私はいつもこうなんだ。自意識過剰で恥ずかしいやっつ。

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